こんにちは!
楽しいことは面倒くさいことでも大好きなんだけど、ついつい やることを忘れがちなチェリーベル観光農園のオーナー 児玉です。
そんな僕にはうってつけの次世代農業。
ということで、当園の水やりは自動です。時間も、量も自動で潅水してくれます。その自動潅水システムを紹介します。
水は、水圧のある水道を利用しています。
と言っても、水道局からの水ではなくて、井戸水で、この設置場所が井戸ポンプから上に1mも上がった場所なので、水流も水圧も不安定。本当は水圧が2必要なのに1.8~2.5ぐらいを推移しています。
※逆に水圧が6ぐらいある地域は、水圧が強いと、ドリッパーが吹っ飛びます。
~2024年3月更新
実際、農業用水用でポンプに近いエリアで実際に吹っ飛びましたw
その場合は、減圧弁を使って、水圧2ぐらいに調整しましょう。
ベルマド社 減圧弁 3/4インチ オスメス 1.4bar ( 0.8-2.5 )
その水道の蛇口からホースを引っ張って、タイマーを設置して設定した時間通りに水を流します。
装置を上の図の左からは下記の通り。水道ホース(蛇口から)
装置内容
- ディスクフィルター with 水圧計(8bar)
- タイマー
- 液肥混合器
- バキュームリリサー
- ポットへ
1.ディスクフィルター
これは、潅水の水に含まれるごみ・塵を取り除いてくれます。
フィルターを付けていないと、点滴潅水するドリッパーが詰まります。詰まるとあとあと大変。。。
当園で使っているのは、「ARKAL社 ディスクフィルター 1インチ(ショート)」です。
どれだけ細かいごみを取り除くかをメッシュの数字で選べます。
ブルーベリーの潅水では、メッシュ120で大丈夫だろうと、ネタフィムの担当の方から教えてもらいました。
もう一つ 小さいサイズのものでも大丈夫なのですが、このタイプがいいのは、上部にゲージポートが付いていて、水圧計を装着できます。
当園では 水圧計8barを装着しています。
配管のどこかにつけてもいいのですが、一緒に付けれると便利かな。~2024年3月更新
※このフィルターには手前と後ろと2か所に取り付けができます。
フィルターが詰まったかを確認するためには、2か所共、取り付けると 水圧が下がったかどうかで詰まり具合も把握できます。
それと、下部から水を排出できるので、寒い地方で装置内の水が凍らないように装置全体の水抜きをする時はとても便利。(装置内の水が氷ると容積が増えるので装置が割れたりする恐れがあるので水を抜くそうです)
※当園の配管は20mmで、このフィルターの口径は1インチなので、1″から3/4″へのカップラー・メスを装着しています。
ご購入はこちら
「ARKAL社 ディスクフィルター 1インチ(ショート)」
ネタフィム 水圧計8bar(1/4″オスねじ)
ネタフィム カップラー(青) (1/4” x 1/4”メスネジ)
ネタフィム プラスチック製ネジ式継手 カップラー・メス(1″ x 3/4″)
2.タイマー
これは、水をいつどのくらいの時間流すかを設定するものです。
「サンホープ社 スプリンクラー シンカー DC1SG」を使っています。
1日に4回まで設定することが可能です。
他のモデルだと、1日2回というものもあり、夏場は、4回に分けて潅水するので、4回以上の設定ができるものがお勧め。
サンホープ社の潅水タイマーもいくつかあるんだけど、これはコントロール部が外れるんです。上の方にあると画面が見えにくいので、手元に持ってこれるので操作が楽。背の低い方、上の方、奥のほうに設置せざるを得ない方 絶対取り外しがいいです。
雨が降ったときは、潅水しない という設定も可能です。
口径も20mm、25mm、40mm、50mmと4種類も。当園は20mm。
Amazonで1日複数回設定できる安いものもありました。ホース用なので、20mmしかなかった気がします。それは事務所脇の園芸用で使っています。
農園には、サンホープ社の信頼性のある機材がいいかなと個人的には思います。
3.液体肥料混合器
液体肥料を、潅水する水に混合する装置です。
「ネタフィム社 ミックスライト12502」を使っています。
これは、電池いらずが素晴らしい。どこでも使えます。
ある一定の時間ではなくて、ある水量に対してある一定の率で液体肥料を混合していく装置なので、水量が変わっても一定の液肥を流してくれます。
液体肥料についてはまたあとでまとめたいと思います。
4.バキュームリリサー
これは、サイフォンの原理をリセットしてくれる装置です。
タイマーの設定で水が止まると、ポットへのホースと液体肥料を入れたタンクだけがつながった状態になります。
ここで真空になるとサイフォンの原理で、液体肥料だけが、ポットへ流れる可能性があります。(過去液肥だけが植物に流れていたこともあったそうです。)
このリリーサーは、下から水圧がかかっていると、赤いパーツが上に上がって水を止め、水圧がなければ、下に下がって空気が入り、真空状態を開放します。
装着方法はいくつかあって、、僕は この配管をあまり長くしたくなかったので、ここに設置したのですが、水流が弱くて、上の赤い部分が上がりきらない状態だとちょっと水が漏れてきます。ある意味失敗。
普通の給水栓用チーズ(20mm x 13mm ※1)にしても良かったかもです。
(※1.当システムのメイン管が20mmで、リリーサーの口径が13mmです。フィルターは)
ご購入はこちら
ネタフィム アンチサイフォン リリーサーのみ
以上 装置の内容です。
配管の途中、横に2つ分けています。1つは、タイマーが壊れても潅水できるようにセパレートするためです。(今は、バルブを閉めていて、接続していません。笑)
念のために、もう一つ分けていて良かったのは、液体肥料を作るときに、水を入れないといけません。ここにホースつなげられるので便利です。
配管の製作は、パイプ切ったり、バリ取りしたり、接着剤塗ったり、あーでもない、こーでもないしながら、なかなか楽しかったです。
他質問があれば、なんでも聞いてください。
このシステムをなかなか購入できるところがなかったので、自社で仕入れ販売することにしました。ネタフィム社製品はどれでも取寄せ・販売可能です。自社でも農園を始めましたし、お気軽にお尋ねください。
チェリーベル オンラインサイト
https://shop.cherrybell.jp/collections/agriculture
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